非公式BIOSについて調べてまとめてみた。

 大分解ってきた。
非公式BIOSと関係があるらしい”NEO-GEO”のゲームをやろうと思う。きっと動くだろう。
ところが、どれ1つとして、起動しない。
再びWebで調べると、こんな書き込みが。

 
質問B CRCエラーでROMが弾かれる。
 
 NEOGEOのROMには、「MAME」バージョンと「NEORageX」バージョンの二つが存在するものがあります。本当に正しいROMは「NEORageX」バージョンの方で、「MAME」バージョンは後でMAMEで動くように、「NEORageX」バージョンのROMに手を加えてあります。
 

NEORageXバージョン

MAMEバージョン

 
「MAME」バージョンは拡張子が「***.rom」で統一されていますが、「NEORageX」バージョンはバラバラですので違いはすぐにわかると思います。
で、MAMEはROM名やCRCが一致していないときちんと動きません。なので「NEORageX」バージョンを使用するとゲームがプレイできないというわけです。
そこで「MAME」バージョンのROMを「NEORageX」バージョンに変換するソフト「redump v2.9」を使うと、CRCなどが一致するROMに変換できます。
 
                   エミュレータのトラブルは、「EMUWORLD2010」で解決!?より抜粋(topページ消滅)

なんとまあ、エミュレータ界の複雑なことよ・・・・・ どうしたらいいのやら・・・・

「Samurai Spirits」「World Heros」「Cross Sword」とかのROMを検証したところ、どうやら、ROMサイトでのカテゴリー分けで、

のようだ。

何とか、MAME用のを探してきて、ROMフォルダに放り込むが、認識されない
解凍して、ROMのファイル構成を除くと、非公式BIOSが足らない。

よくみると、MAME用の非公式BIOSは全部NEO-GEOのためにある。

Unofficial Mame
Bioses/Other Emulators

エミュレータ  対応BIOS名  ファイル名
Zinc  ZN-1 BIOS  firmware.zip
Impact  PSX HW  boardrom.zip
MAME  Neo-Geo Universal Bios 1.0  uni-bios10.zip
 Neo-Geo Universal Bios 1.1  uni-bios11.zip
 Neo-Geo Universal Bios 1.2 crc(e19d3ce9)  uni-bios12.zip
 Neo-Geo Universal Bios 1.2 crc(4fa698e9)  uni-bios12.zip (Newer rel.)
 Neo-Geo Universal Bios 1.3  uni-bios13.zip
 Neo-Geo Universal Bios 2.0  uni-bios20.zip
 Neo-Geo Universal Bios 2.1  uni-bios21.zip
 Neo-Geo Universal Bios 2.2  uni-bios22.zip
 Neo-Geo Universal Bios 2.3  uni-bios23.zip
 Neo-Geo Universal Bios 3.0  uni-bios30.zip 
 Neo-Geo Debug Bios  debugbios.zip
 Neo-Geo AES Bios(Non arcade)  aes-bios.zip
 Neo-Geo CD Bios(Non arcade)  neocdbios.zip
(***NKilleR’s ***Newsより一部改変)(「MAME」編--2)参照のこと。詳説。

ゲームのROMとそれに足らない非公式BIOSをZip圧縮で1つにまとめる。
debugbios.zipは、解凍するとNEO-GEO.ROMになるから、 neodebug.romに名前を変更
universal.biosは、手に入る最新のもの、uni-bios23.zipを使う


   (注意)最新のUniversal biosは手に入らないようになっています。
     (Arcade Lovers より  )




そうして、ようやく、認識され、起動に成功した。

 ワザワザ、毎回毎回、NEO-GEOのゲームROMと非公式BIOSを
ZIP圧縮で1つにまとめるのは、面倒ではないか?

公式の”NEO-GEO”BIOSと、非公式の”NEO-GEO”BIOSをZip圧縮で1つにまとめると、どうなるのだろうか?
 早速、やってみる。無事に起動した。こちらの方が簡単だ。



全ゲームフォルダを開いてNEO-GEOのBIOSの構成を見ると

     実はそれが前提になっていた。












 結論:   NEO-GEOの場合は、「MAME」用のゲームROMを使う事
   非公式BIOSとはNEO-GEOのBIOSである。
  公式の”NEO-GEO”BIOSと、非公式の”NEO-GEO”BIOSをZip圧縮で1つにまとめる事。

例えば、全てB**iNKilleR’s ***News(推奨) からやるのなら (「MAME」編--2) 参照。詳説。

公式BIOS neogeo.zip 解凍 000-lo.lo
asia-s3.rom
usa_2slt.bin
sfix.sfx
sm1.sm1
sp1.jipan.1024
sp-e.sp1
sp-j2.rom
sp-s.sp1
sp-s2.sp1
vs-bios.rom
リネーム 000-lo.lo
asia-s3.rom
usa_2slt.bin
sfix.sfx
sm1.sm1
sp1.jipan.1024
sp-e.sp1
sp-j2.rom
sp-s.sp1
sp-s2.sp1
vs-bios.rom
統合
Zip圧縮
neogeo.zip
非公式BIOS debugbios.zip NEO-GEO.ROM neodebug.rom
uni-bios23.zip uni-bios23 uni-bios23
aes-bios.zip aes-bios.bin aes-bios.bin
neocdbios.zip NEOCD.BIN neocd.bin

      すべてのBIOSを揃えて、1つにまとめること。







それでは、結局、非公式BIOSとは、何なのか?

また、再び、調べる。

(重要)


NEO-GEO本体は、2種類ある。

  • アーケード基盤  MVS(Multi Video System)
  • 家庭用ゲーム機 AES(Advanced Entertainment System)

ゲームのROMはカートリッジで提供される。業務用と家庭用の2種類があるが、内容は一緒である。でも互換性はない。
互いの本体(業務用の場合は基板)に搭載されているBIOSにより、家庭用カセット版か業務用のどちらかのモードで起動するかが決定される。










デバッグ[debug]とは、プログラムの誤り(バグ)を探し、取り除くこと
デバッグ用プログラム 誤りを探しやすいようにそのゲームに対し、面の選択とか、敵の選択とかアイテムの選択とか無敵とか試作のキャラ(隠しキャラ?)の選択とか色々と設定を変えてみるためのソフト


NEO-GEOの通常のBIOS は、ただ、ゲームのプログラムを実行するのみ。
開発用のNEO-GEOには、デバッグBIOSが使われているが、販売用のNEO-GEOは、ただの通常のBIOSしか使われていない、機能を落としているともいえる。
デバッグBIOSに変えることでゲームのプログラム処理に加え、設定も変えられるようになる。










ユニバーサル BIOS(Universal BIOS) 家庭用と業務用のNEO-GEO、この互いの本体のBIOSにこれを加えると、、家庭用と業務用のどちらでも、家庭用カセット版と業務用の両モードを使用できるようになる。
デバッグ用プログラムも使える
さらに、、チートやジュークボックスなどの豊富な機能が使用可となる。






「Universal BIOS」によるデバッグモードへの入り方
  

まずディップスイッチで、デバッグモードをONにしてから、

A+B+C   を押しながらリセッット
      (電源投入)
UNIVERSE-BIOSメインメニュー
A+B+C+D メモリカード管理
B+C+D   テストモード



・・・・らしいですが、ゲームによって、デバッグモードの様子が大分違います
まあ開発しながら作るものだから当然と言えば当然なのですが・・・

 ディップスイッチでデバッグモードをONにする方法も又、各ゲームで違っていて



 まず、「TAB」キーを押して「メインメニュー」を表示させます。そして、「ディップスイッチ」を選択します。



例えば、「クロスソード」ならば、「テストスイッチ」をONにします。



例えば、「ソニックウイングス」ならば、「サービスモード」をONにします。



  NEO-GEOは非公式BIOSのおかげで、細かい設定が出来るので、とても便利です。


(????)(誰か教えてください。)






以上は、
黒瓜飛行場
NEO-GALLARY
NEO-GEO補完計画
WikipediaのMulty Video Systemネオジオの項目
    を参考に作成しました。


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